私の彼は、かなり年上です。
付き合いだした頃に、「本当は何がしたいのか」を2人でよく話し合いました。
私はずっと、舞踊やダンスの夢を語っていたような記憶です。
彼はかなりの仕事人間で、たったひとつ、ゴルフという趣味はありましたが、セミリタイアの身分になったので、今までとは全く違う趣味を見つけてエンジョイしてもいいのでは、と私は思っていました。
彼が数年経って見つけた答えと、夢の実現に向けての努力をずっと見てきました。
彼が見つけた終活の答え
彼は、終活に何をやりたいかずっと考えていました。
数年経って出した答えは、「演劇をやりたい」でした。
えええ!!!
ほ、本当に???
と思ったのですが、たしかに、平日の夜や休日、ゴルフに行かないときはずーっとずーっとドラマを見ているんですよね。
違うの見てるな、と思ったら映画だったり。
実は、中学生の時に劇団に入りたいと思ったのだけれど、親に大反対されたんだそうです。
あきらめた夢をかなえたい、と終活では『演劇』にトライすることになりました。
当時は、お芝居をする彼の姿は想像つきませんでした(笑)
演劇に参加、そして初舞台
まさか、なのですが。
彼の仕事の知り合いに、アマチュア演劇のコーディネーター兼女優さんがいたんですね。
その方は、みんなには、その趣味をしているとは言わなかったそうですが、なぜか彼は知っていた。
不思議と、縁があったんですよね。
そして、彼はその方に声をかけました。
数か月後、彼女から、まさかのオーディションのお誘いが。
人生初のオーディションを受けに行ったら、なんと、受かったのです。
アマチュア演劇とはいえ、かなりレベルの高い集団なので、初めてお芝居に出たときは本当にハラハラしました。
年齢とは関係なく、初舞台ですもんねーーー。
その割には、いい役をつけてもらいました。
出番は多いけれどセリフは少なく、存在感で勝負する役だったので、何とかなりました。
いえいえ、何とかなったというより、けっこうサマになっていて、感動しました。
2作目は、権威者の役で、長台詞がつきました。必死で覚えて頑張っていました。
3作目は準主役級のいい役をいただいた
今週末、彼の3作目の演劇を見に行きました。
どうなるんだろう?と思っていたら、なんと準主役級でした!
感情を込めたセリフを堂々と言い、演劇もなかなかサマになっていて、センスあるなぁと感心しました!!
あはは、のろけですね(笑)
現役でバリバリ仕事をしているときをほとんど知らないので、本気モードになったときの頑張りはすごいんだ、と尊敬しました。
それにしても、いくつになったとしても、やりたいことを追求するって本当に大事ですね。
もしあのとき、「歳だから」「お金がかかるから」「忙しいから」など、理由をつけてトライしなかったら、今の成長は無い訳です。
そして、とってもありがたいのは、3作共に彼の仕事や趣味の関係者の方々が見に来て、刺激を受けて帰ってくださることです。
同世代の人たちは、彼のトライに感激するそうですし、若い人たちは応援してくれるそうです。
本当にやりたいことをやっている人を見ると、刺激を受けるし応援したくなりますよね。

私にとっての終活って?
まだ40代の私には、具体的な終活のイメージはついていません。
私が我が家でたぶん最後にあの世に行くのだろうから、一家の断捨離を済ませて、スッキリして、小さなおうちに住みたいです。
最後はトランクひとつの身軽さで死んでいきたい、と常日頃思ってます。
あ、そうじゃなかった、その前にやりたいことだわ、終活ってw
終活というと重々しくなるので、やりたいことリストを作ってみました。
やりたいことリスト
- 自然豊かで、都会的な楽しさも味わえる場所に住みたい
- 世界中を旅行したい
- 踊れる限り、踊っていたい
- 新鮮な美味しいものを味わいたい
- 大好きなひとと一緒に暮らしたい など
いくらでも出てきますね。
生きている時間には限りがあるし、年老いてしまったら、やりたいことも出来なくなる。
あと20年くらいの間に、どんどんやりたいことに着手しよう、と気持ちを固めました。


