寒い日は、お燗したお酒が飲みたくなりますね。
電子レンジでチンは手頃ですが、ゆっくりお燗したお酒は味わいがあっていいものです。
お気に入りの道具でお燗番

愛用しているセットを使って今年もお燗をつけます。
野田琺瑯のポトルにお湯をたっぷり沸かして、とっくりにお湯を注いで温めます。
錫のたんぽにお酒を入れて温度計をセットします。

待つ時間も楽しいものです。
お燗をつける人をお燗番と言いますが、私はこのお燗番をするのがけっこう好きなのです。
ゆっくり時間をかけて温めていくと、お酒と会話しているような気持ちになるんですよね。
大好きな「シンスケ」はじめ、素敵な居酒屋ではゆったりお燗をつけているお燗番さんがいらっしゃいます。
あの姿を思い浮かべて、自分のためにお燗をつけます。
おちょこはふたつ

おちょこは2つ。
初めてのお酒、といっても紙パックの気楽なお酒。
四合瓶の日本酒が飲み疲れするようになってきたので、軽くてちょうどいいかもと。
気楽なお酒とはいえ、おちょこは2つ出してじっくり味わいます。
このお酒には左が飲みやすかったです。
右は酸と苦みが出ちゃいました。
60度近いアツアツの燗だったので、2回目は44度に下げて試してみました。
やはり結果は一緒です。
今回は左ね。
おちょこの形はこのチューリップ型が好きで、陶器を扱っているお店に行くたびに見るのですが、なかなか売ってないのよね。
居酒屋といえばの太田和彦さんが作った器と同じような形です。
香りがふわりと華やぐので好きなんですよ。
「マチネの終わりに」を観ながら晩酌

この日は、久しぶりに映画を観たかったのでした。
平野敬一郎さん原作の、「マチネの終わりに」です。
ショコラさんがブログで紹介していたので、とっても気になってたのですよ。
図書館で借りた本はまだ手元に届かなくて、先にAmazonプライムで映画を見ることにしました。
「未来は常に過去を変えてる」の軽やかさに共感です。
40代後半の私は、過去を振り返って「あのときは本当に苦しかったな」と感じること、あります。
今ここから、「あのときの私に光が届きますように」と祈ると、その光は過去に届くはず。
だから今の穏やかな私がある、と信じてきた私には、腑に落ちる言葉でした。
40代の激しくも切ない恋愛。
2人はずっと過去を変えて歩み続けるのだろうと思います。
同じ世代として、深く胸に残りました。
昨年の燗酒の記事です。

野田琺瑯のポトルは、太田和彦さんの家飲みの放送を見て、お燗してるやかんは野田琺瑯かな?とアタリをつけ調べまくって出会えました。
野田琺瑯のポトル、こちらは色違いです。
ころっとした形が可愛くて、キッチンにあるとワクワクします。
冬の相棒です。
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雪が降るという寒い夜です。
ゆっくりお風呂に入ってあったまりましょ♪