節分に恵方巻丸かじり、すっかり定着してきましたね。
10代の頃、宝塚が大好きで、宝塚の月刊誌で恵方巻を丸かじりする関西の風習を知り、驚愕したものです。
宝塚音楽学校に入学し宝塚の寮で生活することになった生徒さんが、関西人の同級生に、寮の部屋でいきなり太巻きを恵方を向いて無言で丸かぶりするよう強要され、よく分からないながら食べきった・・・なんていうエピソードを懐かしく思い出します。
当時は、恵方巻丸かぶり文化は東京ではとても珍しかったですよね。
でも、どんどん全国的に定着しましたよね。きっとコンビニのチカラなんだろうな。
私も、ちゃっかり楽しむようになっています(笑)
ここ数年の定番はお寿司屋さんの海鮮恵方巻
行事食が好きなので、節分は何かしら、巻き寿司を食べていました。
若い頃は、太巻きよりもおうちで手巻きずしにして楽しんだりもしました。
でも、ずっとあこがれは、お寿司屋さんの海鮮恵方巻!
広告を見るだけでおいしそうでときめいていて。
けれど、すごく高い!!と思い込んでいて、スーパーの海鮮恵方巻でお茶を濁していた年数も長かったです。
そんなにあこがれてるなら、食べちゃえよ、YOU!と、思い切ってデパ地下の海鮮恵方巻を買ってみたのが数年前。
それ以来、すっかりトリコになりました。
やっぱり、お寿司屋さんのは具材が豊富で、多少高くても一年に一度の贅沢として食べたいラグジュアリーな味がします。
高い高いといっても、私が買うのはハーフサイズで970円。
ちょっといいランチと同じ程度なので、よく考えたら、そんなに高くないです(笑)
1年ぶりの海鮮恵方巻とご対面

具材がぎっしりです!!
まぐろにたまご、カニも見えますね!!!

この、具材であふれんばかりのビジュアルにそそられるんですよね~♪
悲報:顎関節症既往者は豆まきをやめました
干し大豆、いわゆる福豆が大好きで、おつまみとして年中食べていた時代もあるくらいの、私。
ところが、顎関節症既往者にはあの硬さがつらいのです。
干し大豆って、家に巻くだけではおさまらないすごい量が入って売られているので、そして残ったらぜったい食べてしまいたくなるので、今年からは、家じゅう全てのドアや窓を開け放ち、「鬼さん出ていってください」とお祈りする形式に変えました。
シンプルイズザベストという言葉が浮かぶ、ラクな節分です。
あらら、「福さん入ってきてください」と祈るのを忘れちゃったわ。
来年は忘れないようにしなくちゃ!!
恵方巻には燗酒でしょ

ほどよい温度の燗酒も楽しむのが例年の常です。
今年は熱燗が飲みたくて、毎度おなじみ野田琺瑯のポトルと錫のたんぽのセットでしっかり温度を計ります。
冷え冷えのとっくりとおちょこも、お湯で温めておきます。
そうすると、長く温かさを楽しめるんですよね。

丸かぶりでいただきます!

南南東を向いて、いただくことにします。
幸いにも正面が南向きなので、身体を気持ち東に向ければいいだけというお気楽さ。
白菜と大根葉をチンして柚子ポン酢、松茸の味のお吸い物が今日のパートナーです。
ひとくちビールと燗酒も用意して、スペシャルディナーのはじまりですよ!!

ほら、おいしそう!!
私が分かる範囲で書くと、まぐろ、サーモン、いか明太、たまご、カニ、とびっこ、きゅうりが入っていました。
あら、10種入り、3種も足りないわ(笑)まあ、よしとします。来年こそはしっかり把握しましょう。
そして、口にほおばった瞬間に食材のうまみが混然一体となって、得も言われぬ幸せが訪れます。
この瞬間を待ち望んでいたのでした。
一気食いするにはもったいなく、燗酒をすすりながらの幸福な時間。
結局、すばらしいツマミと共にお酒を楽しむ時間という、毎年恒例のオリジナル行事と化します。
思わず「うまい!」と2回ほど声を出してしまいましたが、きっと福の神さんは大目に見てくれると思います(笑)
