冬場はあったかいおでんが食べたくなりますね。
ここ数年、お鍋いっぱいのおでんを数日かけて食べきるのが苦しくなってきました。
昔はどんな具でもおいしく食べられたのですが、年齢と共にどんどん食べられるものが変わってきます。
食べられるけど、おいしく感じなかったり、つい残してしまったり。
どんなおでんが今の自分にとってはおいしく感じるのだろうと考えて作ってみました。
自分好みのおでんを作ってみよう
ちくわぶが、大好きです。
いえ、正確には、大好きでした。
関東独特らしいですね、小麦粉でできた、ごっついすいとんの塊みたいな食べ物です。
ところが、どんどんおいしさを感じなくなってきました。
ぼてっと重たいあの食感と、すぐお腹いっぱいになる満足度の高さが、きつくなってきたのです。
ちくわぶを買おう、と思っても、手が伸びなくなってきました。
もう、ちくわぶを入れたおでんは、好みとは違ってきてしまったんだな。
ならば、自分の好みを追求した、自分らしいおでんを作ろう。
たとえ、おでんというジャンルからは外れてしまったとしても、それが私のおでんならばそれでいい。
たかがおでんでそんなに大げさに言う?っていう感じですが、けっこう勇気がいりました。
既成の枠組みを外れるって、ドキドキするんですよね、何事も。
スーパーのおでん種売り場でふわふわ魚河岸あげをチョイス
理想のおでんは家で妄想しててもピンとこないのですよね(笑)
スーパーの店頭で考えながら選ぶのがいちばんと、さっそくスーパーに出向きました。
まず、うずら揚げとかごぼう揚げとか、さつま揚げ系の練り物を手に取ったのですが、あらら、ピンとこない~。
ということは、食感がやわらかくて、ふわふわ食感ってこと?
ちくわを手に取ってみましたが、これまたピンとこないのですよ。
ならばと、大好きな魚河岸あげの五目を手に取ったら、めっちゃピンときました(笑)
これだ!!
ふわふわ柔らか具材たっぷりでお腹にたまらない、これが私の求めるおでんなのですね!!
なるほど、というわけで、同じような食感の紀文の鍋だね海老も手に取ると、ピンときます。
魚河岸あげと海老だねだけだと、ちょっとさっぱりしちゃうなぁと思ったので、鶏手羽をたくさん入れることにしました。
あら、コラーゲンも補給できるじゃないの!!!
そして、こんにゃく食べたいけど、大ぶりのは嫌だなあという訳で、小さなこんにゃくを小さく切って入れることにしました。
白だしとオイスターソースで作るカンタンおでん
さまざまなおでん種が入っているパックだと、おでんのおつゆの素が入ってますが、今回は自力で作るので、一番カンタンな白だしとオイスターソースの組み合わせにしました。
ここに、いいお塩をちょっと加えてもいいんですよね。
昔はかつおだし取って、とかやっていたのですが、どんどん手を抜いている(笑)

お水がふっとうしたら白だしとオイスターソース、買ってきた具材は順番を気にせず一気に入れました。
ことこと1時間ほど煮込みます。
おでんのおつゆって、雑炊にしたりスープ代わりにもできるので、大好きです。
なので、おつゆはたっぷりにして、この日の晩はスープとして飲みました。
おでんといわし明太で熱燗をいただきます!

さて、待ちに待った晩酌の時間です。

おでんは大きなタッパーに保存しておきます。
鶏手羽のおかげで、冷蔵庫の中で冷やされたスープはとろとろのゼリー状になっていました。
レンジで温めると、おでんのいい匂い!
いい匂いで、ビールが飲めちゃいました(笑)
ほろほろとほぐれる鶏手羽を食べ、大根やふわふわの練り物、こんにゃくを食べては熱燗を一杯。
はぁ~、サイコーです!!
お味は、品の良い鶏手羽ベースです。
あっさりしていてコクがあって、理想のおでんができました。

いわし明太は、東京では珍しいです。
節分前に売っていたのを、ゲットしておきました。
(ちなみに、この撮影は節分の翌日でした)

ブロッコリーはポン酢であっさりと。

長年の課題だったおでん作りの方向性を見つけることができて、うれしくおいしくお酒を飲みました。
このおでんをこれから作りこんで、飽きてきたら少しずつ方向転換するつもりです!!
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